第2種電気工事士筆記試験

平成18年(一般問題)解答・解説


1

  6[Ω]の並列部分の合成抵抗は

  

  結果問題の回路は下図のように考えられる。

18年問1解答.jpg

  ab間の合成抵抗は、

 

  

 

 

     正解は ロ

 

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2

  電線の抵抗Rは、抵抗率をρ[Ω・mu/m]とすると、

 

  

            Aは断面積[mu]、Lは長さ[m]、Dは直径[mm

  したがって、電線の抵抗はLに比例し、直径Dに反比例する。

  よって、Dが大きくなると抵抗が減少し許容電流は大きくなる。

  また、周囲の温度が上昇すると熱放散が悪くなり電線の温度が上昇するので抵抗  の温度係数が上がり電線の抵抗は増す。つまり、許容電流は小さくなる。

 

 

     正解は ハ

 

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3

  

  18年問3解答.jpg

  負荷電流Iはθだけ位相が遅れる。これが力率改善前の電流計の指示値となる。

  これにコンデンサを入れ力率100%に改善すると電流はI´になりベクトル線長   は短くなる。これが改善後の電流計の指示値となる。つまり電流計の指示値は減少する。

 

 

     正解は ハ

 

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4

  19年問4解答.jpg

  負荷1KWに流れる電流I1は、

 

  

 

  負荷2KWに流れる電流I2は、

 

  

  したがって、中性線に流れる電流が電流計の指示値IAとなる。

 

  

 

 

     正解は ロ

 

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5

  相電流Iは、

 

  

 

  

 

  

 

 

  正解は ニ

 

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6

  断線後の回路を図にすると

  18年問6解答.jpg

  

  

 

 

     正解は ハ

 

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7

  1相分を図にすると、

  18年問6解答.jpg

  電圧降下は、

 

  

 

  

 

 

     正解は ロ

 

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8

  電技解釈第172条より、直径2.0mm]の600Vビニル絶縁(銅導体)の許容電    流は35A]、電線4本を電線管に収めた場合の電流減少係数は0.631本当たりの許容電流は、

 

  

 

 

     正解は ハ

 

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9

  電技解釈第170条より、

  低圧屋内配線の配線用遮断器の定格電流を決める電流IB

 

  

  幹線の許容電流の2.5倍は、

  

  

  配線用遮断器の定格電流の最大値は、IB75A

 

 

     正解は ロ

 

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10

  電技解釈第171条より、ab間の電線の許容電流が幹線の配線用遮断器の定格

  150A]の55%の82.5A]以上あれば長さに制限無し

  150A]の35%の52.5A]以上あれば長さ8m]以内

 

  ab間電線の許容電流は34A]で、どちらにもあてはまらないので3m]以下

 

 

     正解は イ

 

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11

  プルボックスは多数の電線管や太い電線管が交差、集合する場所で、電線の引き   入れを容易にしたり、電線の接続に用いる。

 

 

     正解は イ

 

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12

  公称断面積0.75mu]のコードの許容電流は、7A

  したがって使用最大消費電力は、

  

 

 

     正解は ロ

 

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13

  1灯の電灯を3箇所で点滅する場面を複線図にすると、

  解答18年問13.jpg

  何か所に増えても3路スイッチ2個とあと点滅箇所の数に応じた4路スイッチの  組み合わせとなる。

 

 

     正解は ニ

 

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14

  コンクリート壁に金属管を取り付けるには、先ず振動ドリルで穴をあけカールプ                 ラグを埋め込み金属管をサドルで支持し、木ねじで固定する。

 

 

     正解は ハ

 

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15

  写真の器具は電磁開閉器であり。○で囲まれた部分は電磁接触器である。

 

 

     正解は イ

 

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16

  写真の材料の名称はリングレジューサである。

  金属管工事において、アウトレットボックスのノックアウトの径より小さい外径の金属管を接続する時に使用する。

 

 

     正解は ニ

 

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17

  写真に示す器具は、フロア用アップコンセントである。

  事務所等の床用コンセントとして用いる。

 

 

     正解は ロ

 

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18

  写真で示す工具は、VVF用ケーブルストリッパである。

  VVFケーブルの外装や心線の絶縁被覆を剝ぎ取るのに用いる。

 

 

     正解は ハ

 

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19

  電技解釈第174条より、点検できない隠ぺい場所では金属ダクト工事、バスダク   ト工事、がいし引き工事はできない。

 

 

     正解は ハ

 

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20

  D種接地工事は電技解釈第19条により、接地抵抗値100[Ω]以下、接地線は1.6mm]以上。

  ただし、低圧電路に地絡を生じた場合0.5[秒]以内に自動的に遮断する装置を設けた場合は、接地抵抗値は500[Ω]以下。

 

 

     正解は ハ

 

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21

  電技解釈第162条は、屋内電路は対地電圧150V]以下と定めているが、例外    として、

  18年問21解答.jpg

 

 

     正解は ニ

 

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22

  電技解釈180条により、可とう電線管工事には屋外用ビニル絶縁電線(OW線)           

  を除く絶縁電線を用いなければならない。

 

 

     正解は ハ

 

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23

  電技解釈第180条により、ガス管と接触しないよう施設する。(離隔距離の規定は無い。高圧の場合は15[cm]以上。)

 

 

     正解は イ

 

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24

  三相200[V]2.2[KW]の電動機の鉄台に施す接地工事はD種接地工事である。

  電技解釈第1920条より、電路には漏電遮断器が設置されていないので、接地

  抵抗値は100[Ω]以下、接地線の太さは1.6[mm]以上の必要がある。

 

 

     正解は ロ

 

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25

  単相3線式100V/200Vは、対地電圧150[V]以下であるから、電技解釈第58条より絶縁抵抗値は、大地と電路間、電路相互間ともに0.1[MΩ]以上でなければならない。

 

 

     正解は ニ

 

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26

  図の記号は、計器が可動鉄片形で水平に置いて使用することを示す。

 

 

     正解は ニ

 

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27

  分流器は電流計と並列に接続する。

  18年問27解答.jpg

  分流器rを流れる電流は30[A]

  分流器と電流計に加わる電圧は等しい。

  よって、

  

  

 

     正解は ハ

 

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28

  電技第2条により、低圧とは直流750[V]以下、交流600[V]以下である。

 

 

     正解は ロ

 

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29

  電気工事士法施行令第1条(軽微な工事)、電気工事士法施行規則第2条(軽微    な作業)により、イはabとも、ロはaが、ニはbが電気工事士でなくても工事、作業をできる。

 

 

     正解は ハ

 

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30

  各設問の字句は正しいが表示マークが

  18年問30解答.jpg

 

 

     正解は ロ

 

 

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