第2種電気工事士試験過去問題

平成19年度(一般問題)


1 実効値が210[V]の正弦波交流電圧の最大値[V]は。

 

   イ.210[V]   ロ.296[V]   ハ.363[V]   ニ.420[V]

 

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2 抵抗率ρ[Ω・m]、直径D[mm]、長さL[m]の導線の電気抵抗[Ω]                                     を表す式は。    

 

   イ.         ロ.

 

   ハ.         ニ.

 

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3 図のような交流回路で、抵抗の両端が80[V]、リアクタンスの両端の電圧が

   60[V]であるとき、負荷の力率[%]は。

19年問3.jpg

     

     イ.43   ロ.57   ハ.60   ニ.80

 

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4 図のような単相交流回路で、抵抗負荷の消費電力[KW]は。

平成19年問4.jpg

 

     イ.1   ロ.2   ハ.3   ニ.4

 

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5 図のような三相3線式200[V]の回路で、c0間の抵抗が断線した場合、断    線後のa0間の電圧は断線前の何倍になるか。

平成19年問5.jpg

 

     イ.0.50   ロ.0.58   ハ.0.87   ニ.1.

 

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6 図のように、電線のこう長16[m]の配線により、消費電力2000[W]の抵抗     負荷に電力を供給した結果、負荷の両端の電圧は100[V]であった。配線における電圧降下[V]は。

   ただし、電線の電気抵抗は長さ1000[m]当たり3.2[Ω]とする。

平成19年問6.jpg

 

     イ.1   ロ.2   ハ.3   ニ.4

 

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7 図のような単相3線式回路において、電線1線当たりの電気抵抗が0.2[Ω]、

   抵抗負荷に流れる電流がともに10[A]のとき、配線の電力損失は。

平成19年問7.jpg

 

     イ.4   ロ.8   ハ.40   ニ.8

 

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8 合成樹脂製可とう電線管(PF管)による低圧屋内配線工事で、管内に断面積

   5.5[mu]の600Vビニル絶縁電線(銅導体)5本を収めて施設した場合、電

   線一本当たりの許容電流[A]は。

   ただし、周囲温度は30[℃]以下、電流減少係数は0.56とする。

 

     イ.15   ロ.19   ハ.27   ニ.34

 

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9 低圧屋内配線の分岐回路の設計で、配線用遮断器、分岐回路の電線の太さ及び

   コンセントの組み合わせとして、不適切なものは。

   ただし、分岐点から□Bまでは2[m]、□Bからコンセントまでは10[m]     とし、電線の部分の数値は分岐回路の電線(軟銅線)の太さを示す。

   また、コンセントの定格電流は専用コンセントの値とする。

平成19年問9.jpg

 

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10 低圧に機械器具を人が容易に触れる恐れがある場所に施設する場合、それに   電気を供給する電路に漏電遮断器の取り付けが省略できないものは。

 

   イ.使用電圧200[V]の三相誘導電動機を工場の乾燥した場所に施設し、そ    の鉄台の接地抵抗値が10[Ω]であった。

 

   ロ.使用電圧100[V]のルームエアコンを住宅の和室に施設した。

 

   ハ.使用電圧100[V]の電気洗濯機を水気のある場所に施設し、その金属製    外箱の接地抵抗値が10[Ω]であった。

 

ニ.電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機械器具を屋外に施設し   た。

 

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11 漏電遮断器に内蔵されている零相変流器の役割は。

 

   イ.地絡電流の検出      ロ.短絡電流の検出

 

   ハ.過電圧の検出       ニ.不足電圧の検出

 

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12 電気工事の作業と使用する工具の組み合わせとして、誤っているものは。

 

   イ.金属製キャビネットに穴をあける作業とノックアウトパンチャ

 

   ロ.薄鋼電線管を切断する作業とプリカナイフ

 

   ハ.木造天井板に電線管を通す穴をあける作業と羽根ぎり

 

   ニ.電線、メッセンジャワイヤ等のたるみをとる作業と張線器

 

 

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13 使用電圧が300[V]以下の屋内に施設する器具であって、付属する移動電線   にビニルコードが使用できるのは。

 

   イ.電気こたつ         ロ.電気扇風機

 

   ハ.電気こんろ        ニ.電気トースタ

 

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14 低圧三相誘導電動機に対して電力用コンデンサを並列に接続する目的は。

 

   イ.電動機の振動を防ぐ    ロ.回路の力率を改善する

 

   ハ.回転速度の変動を防ぐ   ニ.電源の周波数の変動を防ぐ

 

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15 写真に示す工具の用途は。

19年問15.JPG

 

   イ.金属の切断や、ネジを切る際の固定に用いる。

 

   ロ.コンクリート壁に電線管用の穴をあけるのに用いる。

 

   ハ.電線管に電線を通線するのに用いる。

 

   ニ.硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工に用いる。

 

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16 写真に示す器具の名称は。

19年問16.JPG

 

   イ.引掛けシーリング(ボディ)   ロ.ユニバーサル

 

   ハ.コードコネクタ         ニ.ねじ込みローゼット

 

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17 写真に示す器具の使用目的は。

19年問17.JPG

 

   イ.リモコンリレーの操作用のスイッチとして用いる。

 

   ロ.リモコン配線の操作電源変圧器として用いる。

 

   ハ.リモコン配線のリレーとして用いる。

 

   ニ.リモコン用調光スイッチとして用いる。

 

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18 写真の矢印で示す材料の名称は。

19年問18.JPG

 

   イ.ケーブルラック        ロ.金属ダクト

 

   ハ.セルラダクト         ニ.フロアダクト

 

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19 単相100[V]の屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で不適切なものは。

 

   イ.絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので充分被覆した。

 

   ロ.電線の引張強さが15[%]減少した。

 

   ハ.ねじり接続で、接続部をろう付けした。

 

   ニ.電線の電気抵抗が10[%]増加した。

 

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20 低圧屋内配線の工事方法として、不適切なものは。

 

   イ.可とう電線管工事で、より線(絶縁電線)を用いて、管内に接続部分を設    けないで収めた。

 

   ロ.ライティングダクト工事で、ダクトの開口部を上に向けて施設した。

 

   ハ.フロアダクト工事で、電線を分岐する場合、接続部分に十分な絶縁被覆を   施し、かつ、接続部分を容易に点検できるようにして接続箱(ジャンクションボックス)に収めた。

 

   ニ.金属ダクト工事で、電線を分岐する場合、接続部分に十分な絶縁被覆を施   し、かつ、接続部分を容易に点検できるようにしてダクトに収めた。

 

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21 D種接地工事を省略できないものは。

   ただし、電路には定格感度電流30[mA]、定格動作時間0.1秒の漏電遮断器が

   取り付けられているものとする。

 

   イ.乾燥した場所に施設する三相200V](対地電圧200V]動力配線の電     線を収めた長さ3m]の金属管

 

   ロ.乾燥した場所のコンクリートの床に施設する三相200V](対地電圧200   [V]誘導電動機の鉄台

 

   ハ.乾燥した木製の床の上で取り扱うよう施設する三相200V](対地電圧200 [V])空気圧縮機の金属製外箱部分

 

   ニ.簡素ぷした場所に施設する単相3線式100/200V](対地電圧100V]配    線を収めた長さ6m]の金属管

 

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22 屋内の使用電圧が1000V]を超えるネオン放電灯工事で、不適切な工事方法   は。

   ただし、人が容易に触れる恐れのない場所に施設するものとする。

 

   イ.ネオン変圧器への100V]電源回路は、20A]配線用遮断器を設置し、     専用回路とした。

 

   ロ.ネオン変圧器の二次側(管灯回路)の配線を、がいし引き工事により点検    できる隠ぺい場所に施設した。

 

   ニ.ネオン変圧器の二次側(管灯回路)の配線をネオン電線を使用し、がいし引き工事により施設し、電線の支持点間の距離を2m]とした。

 

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23 単相3線式100/200V]屋内配線工事で、不適切な工事方法は。

   ただし、使用する電線は600Vビニル絶縁電線、直径1.6mm]とする。

 

   イ.同じ径の硬質塩化ビニル管(VE管)2本をTSカップリングで接続した。

 

   ロ.合成樹脂可とう電線管(PF管)を直接コンクリートに埋設した。

 

   ハ.合成樹脂可とう電線管(CD管)を直接木造の造営材にサドルで固定した。

 

   ニ.金属管を水気のある場所で使用した。

 

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24 分岐開閉器を開放して負荷を完全に分離し、その負荷側の低圧屋内電路と大地間の絶縁抵抗を一括測定する方法として、適切なものは。

 

   イ.電球や器具類は接続したままで、点滅器は閉じておく。

 

   ロ.電球や器具類は接続したままで、点滅器は開いておく。

 

   ハ.電球や器具類は取り外し、点滅器は閉じておく。

 

   ニ.電球や器具類は取り外し、点滅器は開いておく。

 

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25 低圧屋内配線の電路と大地の絶縁抵抗を測定した。電気設備の技術基準に適   合していないものは

 

   イ.単相3線式100/200V]の使用電圧200V]の電動機回路の絶縁抵抗を測定したところ、0.1MΩ]であった。

 

   ロ.三相3線式の使用電圧200V](対地電圧200V]電動機回路の絶縁抵抗を、分電盤で各回路を一括して測定したところ、0.1MΩ]であったので個別に分岐回路を測定したところ、最小値が0.15MΩ]の分岐回路があった。

 

   ハ.単相2線式の使用電圧100V]伝統分岐回路の絶縁抵抗を測定したところ、0.1MΩ]であった。

 

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26 単相交流電源から負荷に至る回路において、電圧計、電流計、電力計の結線方法として正しいものは。

 

19年問26.jpg

 

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27 測定に関する機器の取り扱いで、誤っているものは。

 

   イ.変流器(CT)を使用した回路で通電中に電流計を取り替える際に、先に電流計を取り外してから変流器の二次側を短絡した。

 

   ロ.電力を求めるために電圧計、電流計及び力率計を使用した。

 

   ハ.回路の導通を確認するため、回路計を用いた。

 

   ニ.電路と大地の絶縁抵抗を測定するため、絶縁抵抗計のL端子を電路側に、E端子を接地側に接続した。

 

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28 電気工事士法の主な目的は。

 

   イ.電気工事に従事する主任電気工事士の資格を定める。

 

   ロ.電気工事の欠陥による災害発生の防止に寄与する。

 

   ハ.電気工事士の身分を明らかにする。

 

   ニ.電気工作物の保安調査の義務を明らかにする。

 

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29 電気工事士法において、第2種電気工事免状の交付を受けている者であってもできない工事は。

 

   イ.一般電気工作物のネオン工事

 

   ロ.一般電気工作物の接地工事

 

   ハ.自家用電気工作物(500Kw]未満の需要設備)の地中電線用の管の設置工事

 

   ニ.自家用電気工作物(500Kw]未満の需要設備)の非常用予備発電装置の工事

 

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30 電気用品安全法により特定電気用品の適用を受けるものは。

 

   イ.消費電力40W]の蛍光ランプ

 

   ロ.外径25mm]の金属製電線管

 

   ハ.定格電流60A]の配線用遮断器

 

   ニ.消費電力30W]の換気扇

 

 

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