第2種電気工事士試験

平成19年度(一般問題)

解答・解説


1

  正弦波交流の最大値Eは、実効値=最大値/√2より

 

  V

 

  正解 ロ

 

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2

 

  導体の抵抗[Ω]で表わされる。

  ρ:抵抗率[Ω・m

  S :断面積[u]

  L :長さ[m

 

  

 

  正解 ハ

 

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問3

  抵抗の端子電圧、リアクタンスの端子電圧、電源電圧、負荷電流それぞれをベク   トル図で描くと下図のようになる。

19年問3解答.jpg

 

    ベクトル図より、

 

    力率

    正解 ニ

 

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4

  電圧降下は、設問より2042004V

  4=2×0.1×Iであるから、

  I=4/0.220A

  PVIより      P200×204000W]=4KW

 

    正解 ニ

 

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5

  断線後の回路は、

19年5.jpg

 

   断線前のa 0間の電圧はY結線の相電圧であるので、

 

   VV

   断線後のa 0間の電圧は、

 

   

 

   

 

    正解 ハ

 

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6

  抵抗負荷2000Wであるので、

 

  

  電線の抵抗r

 

  [Ω]

 

  配線の電圧降下は、

 

  

 

    正解は ロ

 

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7

  設問より、負荷が平衡しているので中性線には電流が流れない。

  配電線の電力損失は、

 

  

 

    正解は ハ

 

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8

  電技解釈第172条より、5.5mu]の600Vビニル絶縁電線(銅導体)の許容電    流は49A]、5本電線管に収めた場合の電流減少係数は0.56

 

  

 

    正解は ハ

 

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9

  電技解釈第171条より、40A]の過電流遮断器で保護される分岐回路に接続す    るコンセントは、定格電流が30A]以上40A]以下でなければならない。

 

    正解は ハ

 

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10 

  電技解釈第40条により、漏電遮断器が省略できる場合、

 

   @機械器具を乾燥した場所に施設する場合。

 

   A対地電圧150V]以下の機械器具を水気のある場所以外の場所に施設する   場合

 

   B機械器具に施されたD種接地工事、C種接地工事の接地抵抗値が3[Ω]以    下である場合。

 

   C機械器具が電気用品安全法の適用を受ける漏電遮断器を取付、かつ、電源引き出し部が損傷を受ける恐れが無いよう施設する場合。

 

   D電気用品安全法の適用を受ける二重絶縁構造の機械器具を施設する場合。

 

 

   は電気洗濯機を水気のある場所に施設し、かつ、接地抵抗値が3[Ω]を超えている。

 

 

     正解は ハ

 

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11

  漏電遮断器に内蔵されている零相変流器の役割は地絡電流の検出

 

 

     正解は イ

 

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12

  プリカナイフはプリカチューブ(2種金属可とう電線管)の切断に用いる。

 

 

     正解は ロ

 

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13

  ビニル電線は耐熱性が低いので発熱機器には用いない。

 

 

     正解は ロ

 

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14

  低圧三相誘導電動機に電力用コンデンサを並列に接続する目的は力率を改善する為である。

 

 

     正解は ロ

 

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15

  写真の工具はトーチランプであり、硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工に用いる。

 

 

     正解は ニ

 

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16

  写真の器具は引掛け丸形シーリング(ボディ)である。

  天井に取り付け屋内配線と照明器具を接続する。

 

 

     正解は イ

 

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17

  写真の器具はリモコン用変圧器。

 

 

     正解は ロ

 

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18

  写真の矢印で示す材料はケーブルラック。

 

 

     正解は イ

 

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19

  電技7条、解釈12条により電線の接続は、

   @接続部で電線の強度を20%以上減少させないこと。

   A接続部には、接続管その他の器具を用いるか、ろう付けすること

   B接続部は絶縁電線と同等以上の絶縁効力のある絶縁物で十分被覆するか、同  等以上の絶縁効力のある器具を使用する。

 

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     正解は ニ

 

 

20

  電技解釈第185条より

   ダクトの開口部は、下に向けて施設すること。(異物の混入防止)

 

 

     正解は ロ

 

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21

  電技解釈により、金属管工事、鉄台、鉄箱の接地工事が省略できるのは、

   @ 使用電圧300V]以下で、管の長さが4m]以下のものを乾燥した場所     に施設する場合。

   A 使用電圧300V]又は交流対地電圧150V]以下の場合において、管の     長さ8m]以下のものを人が容易に触れる恐れが無いように施設する時、又は乾燥した場所に施設する時。

   B 使用電圧300V]以下又は、交流対地電圧150V]以下の電気機具を乾    燥した場所に施設する場合。

   C 低圧用の電気器具を乾燥した木製の床、又は、これに類する絶縁性のものの上で取り扱うよう施設した場合。

   D鉄台、外箱の周囲に適当な絶縁台を設ける場合。

   E二重絶縁構造の機械器具を施設する場合。

 

 

    正解は ロ  (Cの木製の床、又は、これに類するものとはリノリウム床、石等で乾燥したものを云いコンクリートは含まない。)

 

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22

  電技解釈第208条により使用電圧が1000V]を超えるネオン放電灯工事は、ネ   オン変圧器の二次側配線にネオン電線を使用してがいし引き工事により施設し、電線の支持点間距離は1m]以下。

 

 

    正解は ニ

 

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23

  電技解釈第177条によりCD管は直接コンクリート埋設をする場合を除き、専用   の不燃性又は自消性のある難燃性の管又はダクトに収めて施設する。

 

 

    正解は ハ

 

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24

  低圧屋内電路と大地間の絶縁抵抗の測定は、電球や器具類は接続したままで、点滅器は閉じて(使用状態)で測定する。

 

 

    正解は イ

 

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25

  電技第58

低圧電のうち電気使用場所の配線の絶縁抵抗の下限値

電路の使用電圧の区分

絶縁抵抗値

300V以下

対地電圧150V以下の場合

0.1MΩ

その他の場合

0.2MΩ

300Vを超えるもの

0.4MΩ

  (ロ)は絶縁抵抗値0.1MΩ]で、対地電圧200Vの下限値0.2MΩ]を満た      していない。

 

 

    正解は ロ

 

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26

  電流計は負荷と直列に、電圧計は負荷と並列に接続、又、電力計は電流コイルを   負荷と直列に、電圧コイルを負荷と並列に接続する。

 

 

 

    正解は イ

 

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27

  変流器(CT)を使用した回路で通電中に二次側を開放すると、二次側に高電圧    が発生したり、焼損が起こるため、二次側を短絡してから電流計を取り外す。

 

 

    正解は イ

 

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28

  電気工事士法

   (目的)

   第1条 この法律は、電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、も   って電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする。

 

 

    正解は ロ

 

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29

  電気工事士法 第3条3項

   自家用電気工作物に係る電気工事のうち経済産業省令で定める特殊なもの(以  下「特殊電気工事」という。)については当該特殊電気工事に係る特殊電気工事資格者認定証の交付を受けている者(以下「特殊工事認定者」という。)でなければ、その作業に従事してはならない。

  電気工事士法施行令 第2条の2 2項(経済産業省令)

   法第3条第3項の自家用電気工作物に係る電気工事のうち経済産業省令で定める特殊なものとは、次のとおりとする。

    2:非常用予備発電装置として設置される原動機、発電機、配電盤(他の需    要設備との間の電線との接続部分を除く)及びこれらの付属設備に係る電気工事(以下「非常用予備発電装置工事」という。)

 

 

    正解は ニ

 

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30

  イ、ロ、ニは全て「特定電気用品以外野電気用品」

  ハは、「特定電気用品」

 

 

    正解は ハ  

    【参考】特定電気用品(115品目)一覧

        特定電気用品以外の電気用品(339品目)一覧

 

 

 

 

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